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        これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
         (マガジンID:0000146098)     第 001-a号
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ごらんいただきありがとうございます。このマガジンは毎週金曜日(月4回予定)
発行いたします

はじめにお断りしておきますが、本書ではカメラの扱い方に関する技術的な事柄
については述べておりません。
今まさにシャッターを押そうとしている瞬間に、被写体(写そうとしている人または
物)とどう向き合うか、そしてどのように対処するのか、について僕の意見を述べ
て行くものです。
カメラの性能はすごく進歩したのにそれを使う人間の文化や感性は果たしてどこ
まで進歩したのか、石器時代の壁画を今の写真は越えているか(僕は壁画を超
えていないと思っております)という疑問からこのマガジンの発行を思い立ちまし
た。僕がみなさんに発信する内容は、みなさんとともに練り直し、新しい発想を掘
り起こして行こうというのがこのマガジンの狙いです。

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴らしい写
    真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あんな写真を写して
    みたい、という方のために、Kobaの今までの経験から得た写真の写し方ノウ
    ハウ集です。

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことができます。
    たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しないものです。でもご安
    心ください。この講座では個々の具体例により解説して行きますので、1つ
    1つ頭の中に叩き込んで実行してみてください。あなたの撮影スキルは日
    に日に上達することでしょう。

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◆写真を写すときの心構え◆

その1 写すものをを見つめる
       いきなりパチパチとカメラを構えて写しだす人がいますが、これでは心
       を打つ写真はできません。まず、じっと写すものを見つめて下さい。そ
       れは雨の中にあるのか、日陰にあるのか、太陽に照らされているのか
       そしてどんな様子なのかをよく観察します。これは写すものが人であれ
       物であれ同じです。時間がないときはたとえ3秒でもいいので「見る」
       のでなく「見つめる」ことから始めて下さい。

その2 写真をイメージする
       写すものを見つめながら構図を思い描いて下さい。それが写真になっ
       た時をイメージして自分の希望する写真になるかどうか模索するので
       す。

その3 ファインダーの中の主人公と対話する
       ファインダーを覗きながら、写すものの中の主人公に、「おまえが一番
       美しくて力強い」と心の中で話しかけます。

その4 反省
       写真が出来上がってきたら、撮影の現場で思い描いたものとの違い
       を見極めましょう。そしてそのギャップを埋めるものは何なのか、を考え

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◆今週のテーマ : 正月◆    始まり始まり

===初詣を写そう===

あなたは誰と初詣に行きますか。家族と、友人と、恋人と、それとも初詣には行
かないで自宅でゴロ寝。お正月は仕事、という人もいるでしょうが、年に一度の
お正月は近くの神社やお寺へカメラ持参で参拝にゆきましょう。

 その1 情報収集・・・ウエブサイトで
        インターネットのホームページにはありとあらゆるジャンルの情報が
        ぎっしりです。検索サイトで「初詣 写真」とキーワードを入れて初
        詣の写真を眺めてみましょう。賢明なみなさんはご存知と思いますが
        検索の要領としてキーワードはひとつずつスペースを入れましょう。
        最初に「初詣 写真」と入れて検索した時にヒット数が多すぎた時は
        「振袖」というキーワードを1文字分スペースを空けて続けて打ち込
        んで検索してみましょう。「初詣 写真 振袖」のようにです。たく
        さんの写真の中にはすばらしいと思える写真もあれば、こんなの私で
        も写せるよ、というのもあるでしょう。いろんなサイトを巡回してい
        るうちに、私ならこういう風にするのだがなあ、という写真にもお目
        にかかることでしょう。そうなればしめたもの、あなたは写真評論家
        の入り口に立っています。「私ならこのように写す」という思いを抱
        いて初詣に出かけて実践してみましょう。
 
  その2 アップとロング
        お寺や神社に行ったら、ズームレンズを広角にして由緒ある建物の全
        景を写しておきましょう。その時、画面の端っこに一緒に行った人も
        写しこんでおくと良い記念になります。建物を写したらこんどは人物
        だけを写しましょう。人物のバックに篝火や灯篭などを入れて写すと
        効果的です。
  その3 女性はスマートに写してあげる
        女性は痩せたい願望があるので、細く見えるように写してあげると喜
        ばれます。写真は元々が立体のものを平面に置き換えるので、実際よ
        り横長に見えてしまいます。つまり顔は実際より丸顔のように写りま
        すし、足や全体像も実際より太く見えるように写ってしまいます。女
        性を細くスリムに写すには
         ◇カメラに対して斜めに構えてもらう
           その一番良い方法は右足か左足のどちらかを後ろに引いてもら
           い、カメラに対して体の向きが45度くらいの所で顔だけカメラの
           方を向いてもらいます。
         ◇中腰でカメラを構える
           立ったままの位置から写すと顔が大きく足の方に行くにしたがっ
           て小さく細く写ってしまうので5等身になってしまいます。写す
           人の身長の真ん中あたりにカメラを構えて写してあげましょう。

 その4 晴天の時は日陰でも写す 
        日差しが明るく晴天の時は日陰でも写しましょう。
        日差しの中で写しますと帽子や頬の影が顔の中に入り見にくい写真
        になりがちです。プロカメラマンの人たちはレフ板で影を補いますが、
        アマチュアカメラマンはレフ板持参という訳にはいかないので、薄曇り
        や雨の日以外は日影でも写しましょう。

 その5 たくさん写そう
        とにかくたくさんシャッターを押すように心がけてください。そんなに写
        したら写真代が高くついちゃうよ、という方は、名カメラマンにはなれ
        ません。フイルムカメラの方は写真屋さんにベタ焼(密着焼とも言う)を
        してもらいその中から、これはという写真を選んで(この選ぶ作業をセ
        レクトと言う)2Lサイズくらいの大きめの写真にしてみましょう。デジタ
        ルカメラの方は撮影した画像をパソコンで見ながらセレクトしましょう

 その6 ポーズいろいろ
        おすましのポーズを写したら、Vサインのポーズ、つづいて「今年も頑
        張るぞ」の掛け声と共にコブシを振り上げてガッツポーズなんかもい
        いでしょういろいろアドリブを事前に考えておいて、みんなと一緒に元
        気な写真を撮りましょう。

 その7 通りがかりの人にお願いして
        家族全員で・恋人と一緒に・友達全員で、写真を写しておくと良い記
        念になります。三脚を使いセルフタイマーで写すのがベストですが、
        三脚がないときは通りがかりの人に頼んでみましょう。最初にカメラ
        位置と並ぶ位置を決めておいて、なるべく優しそうな人を見つけてお
        願いしてみましょう。また写してもらいたくてウズウズしているような
        カップルを見かけた時は、写してあげましょう」と明るく声をかけてあ
        げましょう。

                                今日はここまで
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次回は雪景色やスキーの写し方
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                  写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ 
                     http://www.visions.nl/home.html
                          一度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
インドネシア・スマトラ島沖の地震による津波の被害が拡大しています。
残された家族の悲嘆は想像を絶するものがあります。
各種団体が義援金を募っています。
みんなで\1000出し合いましょう。

やっと第1号の発信にこぎつけました。このマガジンではKobaが今まで蓄積した
ノウハウをお伝えするものですが、口で説明するより数10倍のエネルギーが必
要な事が解りました。Kobaの本音はみなさんからのご意見を学習の礎にして
みなさんと共にさらなる向上をと願ってます。
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当方のミスで第1号が大変見苦しい紙面になってしまったことをおわびします。
これからはさらなる学習をしてご迷惑をおかけしないように致します。
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ームページのQアンドAコーナーでみんなで検討しましょう。
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ァイルで投稿してください、Kobaのホームページに掲載させていただきます。

◆発行人: Kobaこと小林晁
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◆発行者ホームページ http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/


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