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        これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
         (マガジンID:0000146098)     第003号
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴らしい写
    真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あんな写真を写して
    みたい、という方のために、Kobaの今までの経験から得た写真の写し方ノウ
    ハウ集です。但し個々のカメラについての技術的な事柄については述べてい
    きません。あくまでも撮影の心構えやノウハウについて書いて行こうと思っ
    ています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことができます。
    たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しないものです。でもご安
    心ください。この講座では個々の具体例により解説して行きますので、1つ
    1つ頭の中に叩き込んで実行してみてください。あなたの撮影スキルは日
    に日に上達することでしょう。

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No.003号

  今週のテーマ : ・・・雪・・・

ではでは

☆☆☆スキーや雪景色を写そう☆☆☆ 始まり始まり

Akiraも若いころはワンシーズン7〜10回くらいスキーを滑りに出かけていまし
た。スキー場は気温も低く午後3時をまわると猛烈な寒さに襲われます。しかし
家でコタツに丸まっているのとは違い充実感にあふれた気分にさせてくれます。
友人の滑りを写真に何枚か収めましたが大抵は逆光で写した時のように顔が
真っ黒 に写ってしまいます。

 その1 雪の中の人物写真は露出補正を
        スキーヤーや雪の中の人物を写す場合、露出をいつもと同じオー
        トのままで写しますと、顔が真っ黒になってしまいます。これは雪が
        真っ白であるため、カメラの中の光を計る部分が「これは眩しい」と
        目を細めてしまうために起こる現象です。ですからファインダーを覗
        いたときに雪の写っている面積が多い場合はカメラの露出補正をし
        ま しょう。露出補正の仕方については、それぞれのカメラにより違い
        ま すので出かける前日までに説明書をよく読んで、出来ればカメラ
        を実 際に操作してみるとよいでしょう。
 
  その2 滑降のコースを決めて
        200ミリ〜300ミリの望遠レンズをスキー場で持ち歩くのは大変
       です。普通のズームで、スキーやスノーボードをしている所を写すに
       はあらかじめ滑るコースを決めておいて写す方が賢明です。
        カメラマンが立っている前にストックや毛糸の帽子などを置いておき
        そこでターンをしてもらい、その瞬間を写すのがよいでしょう。

 その3 ブレ・ボケ対策
        スキーヤーやスノーボーダーは動きがとても早いため写真がブレたり
        ピントがボケた状態で写ってしまうことがあります。少しのブレは動
        きのある仕上がりとなり良い結果を生む場合もありますが、ブレがひ
        どいと何が写っているのかわからない写真になってしまいます。動い
        ている人物を写すときは2〜3枚はシャッターを押すようにしましょ
        う。モータードライブや連続撮影の装置があるカメラであれば、これ
        らの機能を使いあとで沢山の写真の中から1〜2枚選び出す(選び出
        作業をセレクトと言います)のがよいでしょう。
        連続撮影をする場合は、ファインダーを覗きながら近づいてくるスキ
        ーヤーの動きに合わせてカメラも移動させます。この時撮影の基本で
        すが、両肘をしっかりと脇につけてカメラブレをおこさないように気
        をつけましょう。またデジタルカメラの場合で液晶画面を見ながら撮
        影する場合は、デジカメにストラップ(40センチ位のもの、携帯電話
        用のものが100円ショップにあります)を付けて首にかけ、両腕を伸
        ばしてカメラを目の前に突き出すようにし、ストラップがピンと張った
        状態にすれば安定します。
       
              
  その4 クッション材とビニール袋は必需品
        カメラは水と衝撃が大敵です。急な吹雪や雨に備えてビニール袋にカ
        メラを入れて持ち歩きましょう。特にスキーやスノーボードなどでは
        ウエストバックやリュックにカメラを入れて移動する事になると思い
        ますが転倒時のショックで壊れてしまうこともあります。プチプチな
        ど衝撃吸収材(本当はなんて言うのかな)でくるんでおきましょう。
       
  その5 なに事も経験・なに事も学習 ・・・順光、逆光、半逆光
        写真を写すとき、逆光は避けるのが常識になっていますが、あえて挑
        戦してみましょう。逆光や半逆光で写すときは、レンズに当たってい
        る太陽の光を手でさえぎってやりましょう。眩しいとき人はひたいの
        上に手をかざしますが、あの要領です。但し光を遮る手が写真に写っ
        てしまうことがありますので、よく気をつけて操作して下さい。
        写すもの(被写体)のまわりをまわって順光、逆光、半逆光、と順に
        写してゆき、帰ってから比較してみて下さい。以外と新しい発見があ
        ります。この経験を覚えておいて後日他の撮影にも応用してみて下さ
        い。
       
      
                                今日はここまで
       

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次回は「順光・逆光での撮影」もう少し詳しく
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                写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ 
                      http://www.visions.nl/home.html
                        一度みてみて、参考になりますよ
                ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

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編集後記
インドネシア・スマトラ島沖の地震による津波の被害が拡大しています。
残された家族の悲嘆は想像を絶するものがあります。
各種団体が義援金を募っています。
みんなで少しずつ出し合いましょう。

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