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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098)      第009号
             平成17年2月18日発行
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
    らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
    んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
    から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
    の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
    えやノウハウについて書いて行こうと思っています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
    できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
    ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
    解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
    ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。

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No.009号

  今週のテーマ : ・・・色について・・・

ではでは

☆☆☆色との出逢い☆☆☆  始まり始まり

感動の色を写そう

鮮やかな紅葉が目にやきついた、という経験をされたことがあると思い
ます。季節ごとに自然は移り変り、様々な色の変化を私たちに楽しませ
てくれます。今の時期、木の芽や草の芽が寒風にさらされながら必死に
誕生しようとしている姿は、感動ものです。でも豪雪地帯ではまだまだ
新芽を見つけるのは大変かもしれません。
Kobaは新芽を探しに行くときは、虫眼鏡を持参していきます。そして、
新芽を見つけたらまず、虫眼鏡でよく観察をします。タラの芽なんかは
アブラムシが黄金色に光ってピカピカ光る背中をみせながら活躍してい
ます。(ここで言うアブラムシはゴキブリとは違います)自然の摂理に
しばらく見とれて身を任せます。。まだタラの芽はここらへんには出て
いないのですが、九州方面ではそろそろでしょうか。
なにか写したい物を見つけた時は、すぐファインダーに目をやるのでは
なく、ほんの1瞬でもいいのでそのものを肉眼で楽しんで下さい。そし
て、自分なりの言葉をその被写体に語りかけてやります−−−おまえは
美しい−−−とか。そのあとで撮影に入ります。
そうやって、1枚1枚ていねいに撮影してゆけば、その写真たちは自分
にとっての宝物となります。

でも、しかし、(デモシカ先生じゃないけど)やはり感動は人に伝えた
い、自分で納得するだけではなく、人も感動の中にひきずりこみたい、
というのが人間の業というものでしょう。
Kobaも自己顕示欲が旺盛なのか、素直に感動のままシャッターを押し
た後 "どうだ" と人に見せるためのシャッターを追加します。
後から見てみると、素直にシャッターを押した写真のほうが出来映え
が良いようですけど。
まず正面から写したら、次は横から、上から、下から、と順次移動し
て、次に1歩前に、2歩前に、前進、後退して撮影します。

話が横道にそれてしまいました。色の話に戻します。

○○○「画面の中の色は3色までに抑える」−−−が原則 ○○○

ファインダーを覗いていると、つい写したいものの中心に意識が行って
しまい、全体のバランスを見失いがちです。カメラを微妙に移動させな
がら構図を整え、次に全体の色に注意します。
風景であれば、空の色、山の色、川の色、土の色、花の色、など様々な
色がファインダーの中で確認出来ますが、自分は今何を写したいのか、
主人公は何なのか、を自問自答しながらそれらの画面の中の面積の配分
を決定してゆきます。

もし、大地の春の息吹を捉えたいと思うならば、姿勢を低くして、大地
の写り込む比率を多くします。空や山や木々は大地の添え物として考え
その写り込む比率を少なくします。

もし、人を写すならば、その人を引き立てる背景は何か、を自分の感性
で決定しなければなりません。背景がゴチャゴチャしているとその人は
引き立ちません。その人に合った背景はまわりを180度見回して捜し
ましょう。
もし、人の顔のアップを撮るのであれば、その人の顔色にも注意して観
察します。この時単に色白の顔・色黒の顔というだけでなく、青みがか
った顔色なのか、黄色みがかった顔色なのか、赤色がかった顔色なのか
もよく識別しましょう。そしてその顔色に合った背景の色を探し出して
からシャッターを押します。

そして原則 「画面の中の色は3色までに抑える」 を意識します。

もちろん全て3色にというのは無理もありますので、余計な色を画面から
排除する、という意識でフレミングしていって下さい。そうすることによ
り、シンプルで見応えのある写真ができあがる事うけあいです。

                          今日はここまで

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次回は・・・色 その2・・・です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
   http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm

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           写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
            Kobaが参考にしているサイトです 
                 http://www.visions.nl/home.html
                      一度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
いつもは木曜日の夜までに、このメールマガジンの原稿を完成して、金曜
日の午前3時発行されるように心がけているのですが、ここの所パソコン
整備士3級合格を期に、パソコンの整備の仕事として収入を計ろうと、チ
ラシ作りや、あちこち廻って挨拶やらでつい、ギリギリでの原稿制作にな
ってしまっています。読者の方々には申し訳ないので出来るだけ遅れない
ように努力しますのでよろしく。

このメールマガジンは岐阜県から発信しています。
「こんな時はどんな風に写したらたらいいの」という疑問や、「こんな写
し方があるよ」など質問や良いアイデアなどありましたらメールにてご一
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