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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098)      第011号
             平成17年3月4日発行
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
    らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
    んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
    から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
    の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
    えやノウハウについて書いて行こうと思っています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
    できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
    ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
    解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
    ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。

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No.011号

  今週のテーマ : === 色・その3 ===

ではでは

☆☆☆色温度と色の反射☆☆☆  始まり始まり

○夕陽は何色

夕空が真っ赤に染まってくると、周りの景色や人の顔が夕陽に染まって赤
く見えます。これは皆さん体験したことがあると思います。
昼間太陽が上の方に昇っているときは、全ての光が地上に降り注いでおり
色のバランスの調和がとれて見えていますが、夕方になり太陽が地平線に
近くなると、太陽の光は空気の層を長い距離を経て地上に到達するために、
空気や塵で吸収された残りの光があの赤い夕陽となるのです。

写真を写す時、時間帯による太陽光の変化に気をつけていなければなりま
せん。

朝早くや夕方の太陽光線は3000度ケルビン前後で、この状態は色温度が低
く赤っぽい写真に仕上がります。
それに比べて日中は5500度ケルビン前後で標準の光と思えばいいでしょう。
曇天や雨の日は色温度が高く8000度〜9000度ケルビン前後あり、色温度が
高く、写真は青みがかって仕上ります。

但しデジカメなどではホワイトバランスを自動的に修正する機能がついて
いるものもあり、この通りの結果にならない場合もあります。

大切なのは、夕陽にたいして何を思い、何を表現したいのか。
又、曇天で鬱であれば、自分が何を思い、何を表現したいのかという事で
はないでしょうか。

○色の反射

赤色の壁の前に立っている人を写す時は、その人全体に壁の色が反射して
影響するので、陽気で明るいイメージの写真を写すにはもってこいでしょ
う。

反対に青色がかった壁などの反射がある所では、物思いに沈んでいる時や
知的な雰囲気を表現するのに向いていると言えます。

小さな山野草や、花などの近接撮影の時、自分が来ている服の色が影響す
る事がありますので、注意を払う必要があります。

それを逆手に使い、薄紅色の花が白にしか写らないような場合、意図的に
赤い色を近くに置いて反射させて撮影するのもひとつの方法です。

自分の撮影意図に沿った「光」を選び、「背景」も撮影意図にマッチした
場所を選んで撮影を行いましょう。

                          今日はここまで

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次回は===シャッターチャンス===です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
   http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm

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           写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
            Kobaが参考にしているサイトです 
                http://www.visions.nl/home.html
                        1度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
今日はあわただしい1日でした。友人の山岳写真家から呼び出されて、
スキャナの不具合の調整、それが終わったら今度はこれも友人のグラ
フィツクデザイナーがフレッツISDNの接続方法の質問、その最中にも
近所の大地主が所有しているハタ織り機を譲ってほしいという電話や
らてんてこまいでした。やはり春になると皆さん動き出すのでしょう
か。
このメールマガジンは昨日作成しておくべきだったと後悔しています。

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だきます。

 

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