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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098)      第012号
             平成17年3月11日発行
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
    らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
    んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
    から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
    の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
    えやノウハウについて書いて行こうと思っています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
    できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
    ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
    解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
    ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。

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No.011号

  今週のテーマ : === シャッターチャンス・その1 ===

ではでは

☆☆☆動きのあるもの☆☆☆  始まり始まり

○シャッターチャンスを逃すな

カメラを構えた瞬間誰でも「良い写真を撮りたい」と思い、最良の瞬間が
来るの待ちます。
やがて「ここだ」という瞬間にシャッターを押しますが、出来上がった写
真をみて、「こんな筈ではなかった」と悔しい思いをされた事があると思
います。
これは、特に動きの激しい物の撮影のときに起こりやすいと言えます。
走ってくる自動車、歩いて来る人物、遊んでいる子供、木の枝に止まって
いる小鳥、花から花へ移動している蝶やトンボ、公園で遊んでいる犬、な
ど動きのある被写体は思惑どおりに写すのが大変です。
得にデジカメの場合はタイムラグが長く(機種による違いはありますがシャ
ッターを押してから0.1秒くらいの誤差があります)シャッターを押した
はずの瞬間より後の画像が記録されます。

「笑顔の瞬間を写した筈が泣き笑いの顔になっていた」「走っている自動
車が画面の端に半分しか写っていなかった」「花の上に羽を広げている蝶
を写したつもりが羽を半分閉じていた」などKobaは実際の撮影の中で苦い
経験を何度もしています。

動きの激しい被写体であっても、次の予測ができるものについては、ほん
の少し前にシャッターを押すことで失敗を減らす事が出来ます。
走ってくる自動車など「ここに来たら写す」という少し手前でシャッター
を押せば狙いに近い結果を得られます。
次に人間の笑顔ですが、笑い始めと笑い終わりは写さない事です。「ハハ
ハハハ」と短くても3〜5秒くらいは連続しますので、その中間の所で2
から3コマのシャッターを押すことが出来れば良い笑顔のの写真が出来上が
ります。

「絶対難しい」のが幼児や動物の写真です。
まず動きの予測が出来ないために何度もシャッターを押さなければならな
いし、こちらの意図した姿に中々なってくれません。
しかし意図したものと違うけども、傑作な写真になってくれることもある
ので、あきらめずに辛抱強く撮影しましょう。

シャッターチャンスを物にするには、経験から学習するしかありません。
計画→撮影→反省 次の計画→撮影→反省 と繰り返し練習しスキルの上
達をはかりましょう。

Kobaが依頼されて選挙ポスターのためのポートレートを撮影したことがあ
りますが、カメラを向けたとたんにその人の顔はこわばってしまい、泣き
笑いの写真しか物にできない事がありました。選挙に出馬するくらいの人
物であれば相当の度胸もあると踏んでいたのですが、シャイな性格の人だ
ったようです。
で、どうしたかと言いますと、一旦休憩に入り、考えてみました。「どう
したら選挙に勝てるような写真ができるのだろうか」と、
Kobaの結論は「写真を写されている状況を忘れてもらう」でした。
休憩後、6×6をやめて35ミリカメラに変えました。そして「やさしく
笑顔になって下さい」というセリフをやめて、Kobaとの会話に持ち込みま
した。「奥様はおいくつですか」「お子様は何人」と家族の話から入り、
「ご趣味は」「選挙参謀は何人」「今度の選挙に当選したら何を実行され
ますか」などと次々に質問から入って会話を続けながら、緊張が解けてリ
ラックスしてきた所で選挙の話に持ち込み、「やる気のある笑顔」の写真
をゲットできました。
そして選挙の結果、見事当選で嬉しかった思い出があります。

このように状況に応じて気持を切り替え、工夫をする事も大事です。

 

                          今日はここまで

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次回は===シャッターチャンス・その2===です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
   http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm

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           写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
            Kobaが参考にしているサイトです 
                 http://www.visions.nl/home.html
                         1度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
リンクボタンをオリジナルにイラストレーターで作成しようと、友人の
グラフィックザイナーに何度も電話で聞いては作成したものの、いざア
ップロードしたら、ページリンクが無効になってしまい、Kobaのホーム
ページへ訪れた方に迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ない事をしまし
た。原因は前回アップロードした後、ページ毎にフォルダ分けしたのが
いけなかったようです。せっかく苦労して作ったリンクボタンもごつい
イメージになってしまったので、また表の中に入れる事にしました。
近々またオリジナルリンクボタンの作成に挑戦するつもりですので乞う
ご期待を。

このメールマガジンは岐阜県から発信しています。
「こんな時はどんな風に写したらたらいいの」という疑問や、「こんな写
し方があるよ」など質問や良いアイデアなどありましたらメールにてご一
報下さい。Kobaのホームページの"QアンドAコーナー"に掲載、みんなで検
討しましょう。
また秘蔵の写真、これぞわが傑作写真、というのがありましたらメールの
添付ファイルで投稿してください、Kobaのホームページに掲載させていた
だきます。

 

◆発行人: Kobaこと小林晁
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