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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098)      第014号
             平成17年4月1日発行
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
    らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
    んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
    から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
    の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
    えやノウハウについて書いて行こうと思っています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
    できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
    ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
    解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
    ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。

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No.014号

  今週のテーマ : === 質 感 ===

ではでは

☆☆☆質感を表現するのは光☆☆☆  始まり始まり

○光と影によって表現される質感
「質感」という言葉は聞かれた事があると思います。リンゴの表面のツヤ
ツヤした質感、ガラスの冷たい質感、コンクリートのザラザラした質感、
布地の柔らかい質感、などと言います。

写真で質感を表現するには、光と影を味方につけてうまく処理をした場合
にのみ表現する事ができます。
では、どうやったら光と影を味方につける事が出来るのでしょうか。それ
は、−観察し工夫する事− です。漫然と目を開いているのではなく、物
を見るとき、写真を鑑賞するとき、光がどちらの方向から来ているのか、
そしてその光は強い太陽光なのか、曇り空なのか、日影なのか、それとも
ライトやストロボの光なのか、をよく見極めます。
写そうとしている物または人の質感が一番写真に適した所はどこなのか、を
自分の撮影意図と共に判断します。

自分が着ている服の生地を虫眼鏡などの拡大鏡で観察してみて下さい。タテ
糸と横糸が交差している所にチョンと小さな影が確認出来ると思います。糸
は光を受けて輝いているでしょう。この光を受けて輝いている糸と窪みの影
が寄り集まって布地という視界に飛び込んできているものが形成されている
のです。
さらに布地はゆるやかにカーブしてその先には明るい部分と影になった部分
が確認出来ると思います。

金属やガラスなどではこのような小さな影はなく、表面の光沢によりツルツ
ルした質感を表しています。

写真を写そうとするとき、このように物の形而上の表情を良く知った上でフ
ァインダーを覗く事が、説得力のある写真を制作するための第1歩です。

柔らかな布地をさらに柔らかく表現しようとする時、光と影がどの状態の時
最もベストなのか、を探ります。

人間の顔を写す時、太陽の光がどこから来ている時が自分の撮影意図に最も
合っているか、を探ります。

撮影意図が決まらないよう、という人はいつも言いますが先輩たちの名写真
を鑑賞しましょう。そして最初は真似する所から入ります。真似をして写真
を写すとき、光と影の強弱さ加減を綿密に組み立てます。そして少しでも名
写真に近づくように努力と工夫を重ねます。

                           今回はここまで
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次回は===質感その2===です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
   http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm

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           写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
            Kobaが参考にしているサイトです 
                 http://www.visions.nl/home.html
                         1度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
先週はついにメルマガ発行が出来ませんでした。お詫びいたします。孫の
肺炎による入院やら、自身の花粉症の悪化やら、知人の交通事故被害やら
重なってしまい、皆さんには迷惑をおかけしてしまいました。今後はもう
少し早めに次の原稿作りにかかりますので、これに懲りずにご愛読の程を
よろしく。また、メールを頂いた方に、ご返事が出来ていなかったりして
いますが、必ず返事は出すようにしていますので今少しお待ち下さい。

このメールマガジンは岐阜県から発信しています。
「こんな時はどんな風に写したらたらいいの」という疑問や、「こんな写
し方があるよ」など質問や良いアイデアなどありましたらメールにてご一
報下さい。Kobaのホームページの"QアンドAコーナー"に掲載、みんなで検
討しましょう。
また秘蔵の写真、これぞわが傑作写真、というのがありましたらメールの
添付ファイルで投稿してください、Kobaのホームページに掲載させていた
だきます。

 

◆発行人: Kobaこと小林晁
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