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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098) 第016号
平成17年4月16日発行
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始めてこのマガジンを読まれる方へ
◆基本の基本◆
こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
えやノウハウについて書いて行こうと思っています。
素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
1、先輩たちの写真を鑑賞する
2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。
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No.016号
今週のテーマ : === 曇天・雨天は最高 ===
ではでは
☆☆☆しっとり・トーン描写☆☆☆ 始まり始まり
○大自然の間接光
春爛漫の季節を迎えて、過ごしやすい日々がやってきました。
「お天気の良い日はカメラを持って野外に出ましょう」
「でも、曇りや雨の日もカメラを右手に、傘を左手に持って野外に出て行
きましょう」
そうです、曇りや雨の日こそ、絶好の写真日和なのです。人はどうしても曇
りや雨の日は外出を厭いますが、こんな日こそカメラを持って勇んで出かけ
るべき大チャンスなのです。
特にデジカメを主に写真を撮っている人は曇天・雨天に野外に行きましょう。
何故かと言いますと、白い花、赤い花をアップで写すとよく分かりますが、
立体感が良く表現されるからです。曇りや雨の日は、太陽に雲が覆いかぶさ
り、自然の間接光となり、しっとりとした花びらのなだらかなカーブが見事
に表現された写真が出来上がります。
ポートレートも、人の肌の柔らかな曲線と質感を見事に表現してくれるのは
曇りや雨の日です。
写真スタジオには大きな白い傘のようなものがあるのを、何かでご覧になっ
たことがあると思います。カッコいいからという理由であの傘が設置してあ
る訳ではありません。
ご存じの方もあると思いますが、あの白い傘は、光を柔らかく拡散するため
の道具なのです。せっかくの強いストロボの光もあの傘により約1/4に減っ
てしまいますが、それでもあの傘により、影は柔らかくなり肌や服の質感が
しっとりと表現されます。
カメラマン1年生の頃は、どうしてもメリハリのあるコントラストの強い写
真に仕上げたいものです。
しかし、白には白のトーンや質感があります。また、黒には黒のトーンと質
感があるのです。それらを完璧に表現するのは無理としても自分が狙った主
題だけは適切な描写にしたいものです。
ちなみに服屋さんの礼服の写真を見てみましょう。黒い布地のゆるやかなカ
ーブや、白いドレスの立体感は、最低限表現されているはずです。
ですから曇りや雨の日は、喜んで撮影に出かけましょう。但し曇天や雨天の
時は色温度が高く、写真の仕上がりが青っぽくなりますので、フイルムカメ
ラの方は、フイルターのW2かW4を準備しましょう。デジカメの場合は自動で
ホワイトバランスを調整してくれますし、後からパソコンで調整できますが
フイルムカメラの場合は、写真屋さん任せになりますので、色温度調整フィ
ルターを使うのが適切かと思います。
今回はここまで
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次回は===曇天・雨天は最高・U===です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm
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写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
Kobaが参考にしているサイトです
http://www.visions.nl/home.html
1度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
友人の娘さんが明日日曜日に結婚式だそうで、父親たる友人は何故かそわ
そわしています。夫になる人の海外赴任が決まっていて、結婚後は外国へ
行ってしまう、と淋しげでした。Kobaはというと、花粉症と闘いながら、
パソコン整備士2級の勉強に突入しています。
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