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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098)      第020号
             平成17年5月27日発行
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
    らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
    んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
    から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
    の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
    えやノウハウについて書いて行こうと思っています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
    できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
    ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
    解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
    ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。

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No.020号

  今週は===写真は引き算===

ではでは

   
  ようやく20号にたどり着きました。思いつくまま気の向くままに書き
記してきましたが少しは皆さんのお役に立ちましたでしょうか。言葉の表
現が抽象的であったかなと、少し反省しております。今回は20号記念と
して今までの要約を述べてみたいと思います。今までに述べた事と重複す
る部分もありますが、おさらいと思って下さい。

☆☆☆それでは 始まり始まり☆☆☆

 ---写真は引き算---という言葉を聞かれた人もあると思いますが、今か
ら30年ほど前にその言葉を先輩から聞いたとき、「へえ」と思っただけ
で特に印象には残っていなかったのですが、こうしてメールマガジンを発
行していると鮮烈に思い出されます。

読者の方から「一生懸命写しているんだけど納得の行く写真ができない」
という意味のメールをたくさんいただいていますが、以下に書いてありま
す---写真は引き算---を毎回実行してみて下さい。少しは自分で納得でき
る写真ができるはずです。

---写真は引き算---写るものを減らせ

写るものを減らす方法の1つは、被写体(写そうとしている物又は人)にど
んどん近づくことです。
例えば人物を写す時、その人の全身を入れてシャッターを押しますが、続
いて半身を写す、肩から上のアップを写す、続いて顔だけのドアップを写
す、さらに頭や頬や顎がはみでてしまった写真も写す、という具合にどん
どん近づきながら撮影してみて下さい。そして出来上がり写真を並べて見
比べて下さい。
それぞれに違った雰囲気が出ていると思いますが、ドアップで写した写真
はその被写体の良い部分も悪い部分も強烈に表現されていないでしょうか。

写るものを減らす方法の2つめは、被写体のバックを単純化させる、とい
うことです。バックがごちゃごちゃしていると散漫な印象の写真になって
しまいますので、バックはできるだけ単純なものを選ぶようにします。
被写体のまわりをよく観察して、被写体が浮き出るようなバックを選びま
す。被写体が明るいものであれば暗いバックを選びます。被写体が暗いか
ハーフトーンであれば明るいバックを選ぶのもよいでしょう。そこはカメ
ラマンであるあなたの意図に沿って選択すべきところです。
又、絞りを開けてバックをぼかすのもひとつのやり方です。人物写真の時
によく使われる手ですが、絞りを開ける事によりバックが単純化してその
人物が浮き出てきます。

写るものを減らす方法の3つめは、色を減らす、ということです。ファイ
ンダーを覗いたときに見えるものの中から色の数を減らしてゆくのです。
現実にあるものが減るわけがない、という人もいるでしょうが、色数を減
らすには、前に述べた事と重複しますが、
バックを変えて写す、
もっと近づいてアップで写す、
などの方法があります。そしてできれば写真にしたときの色数を5色から
3色以内に収めるようにします。こうして出来上がった写真はシンプルで
説得力のある写真になること請け合いです。

---写真は引き算---基本理念は1つ

写真を写す上で大事なのは、この写真は何のために写すのか、という事で
す。
お店のメニュー用に使う写真なのか、チラシ広告に入れる写真なのか、自
分のアルバムに貼っておくための写真なのか、お友達に差し上げる写真な
のか、展覧会やコンテストに出すための写真なのか、ホームページに掲載
するための写真なのか、いろいろ使用目的があると思います。
まずは写真の目的を決めましょう。

続いて自分自身について考えます。
自分は改革派なのか、保守派なのか、(政治の話ではありませんよ)物の見
方考え方、あるいは生活の中での対処の仕方などを、自分は何なのかにつ
いて自問自答します。
例えば花や木や風景など自然を写すカメラマンであれば、動物愛護団体に
ついてどういう考え方なのか、超自然派なのか、とか

人物写真を専門に写したい、という人であれば人間に対して自分はどのよ
うな考察を持っているのか。をハッキリさせなくてはなりません。

またまた話が抽象的になってしまい申し訳ありません。

                           今回はここまで
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次回のテーマは未定です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
   http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm

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           写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
            Kobaが参考にしているサイトです 
                 http://www.visions.nl/home.html
                         1度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
とても過ごしやすい季節になってきました。布団をすっぽりかぶって寝る
癖のKobaは、時に寝汗をかいてしまい女房に笑われてしまいます。
でも例年より暖かさが少し足りないのでは、という友人もいて、やはり異
常気象のせいかな、とも思ったりします。
皆さんが少しでも目的の写真が写せるようにお手伝いできれば、と日ごろ
思っていますが、中々文章では伝わらない部分もありますのでご容赦の程
を。
質問や疑問がありましたらいつでもメールをお送り下さい。Kobaの範囲で
お答えして行こうと思っております。

このメールマガジンは岐阜県から発信しています。
「こんな時はどんな風に写したらたらいいの」という疑問や、「こんな写
し方があるよ」など質問や良いアイデアなどありましたらメールにてご一
報下さい。Kobaのホームページの"QアンドAコーナー"に掲載、みんなで検
討しましょう。
また秘蔵の写真、これぞわが傑作写真、というのがありましたらメールの
添付ファイルで投稿してください、Kobaのホームページに掲載させていた
だきます。

 

◆発行人: Kobaこと小林晁
◆発行者E-mail メール  (応援メール・投稿、待ってます!)
◆発行者ホームページ http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/


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