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これであなたも名カメラマン・写真の写し方入門
写真は壁画を超えられるか
(マガジンID:0000146098)      第021号
             平成17年6月4日発行
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初めてこのマガジンを読まれる方へ

◆基本の基本◆
    こんにちわ、カメラを手にして40年のKobaです。
    美しい写真、力強い写真、インパクトのある写真、世の中には素晴
    らしい写真が数多く残っています。こんな写真を写してみたい、あ
    んな写真を写してみたい、という方のために、Kobaの今までの経験
    から得た写真の写し方ノウハウ集です。但し個々のカメラについて
    の技術的な事柄については述べていません。あくまでも撮影の心構
    えやノウハウについて書いて行こうと思っています。   

   素晴らしい写真を写すすための秘訣は以下の2つ
      1、先輩たちの写真を鑑賞する
      2、カメラを構えた時に出来上がりをイメージする
    以上、2点をマスターすればあなたも名カメラマンに近づくことが
    できます。たった2点ですが、独学でやっていると中々進歩しない
    ものです。でもご安心ください。この講座では個々の具体例により
    解説して行きますので、1つ1つ頭の中に叩き込んで実行してみて
    ください。あなたの撮影スキルは日に日に上達することでしょう。

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No.021号

  今週は===風を写す===

☆☆☆それでは 始まり始まり☆☆☆

 「風」は目に見えないもの、どうやって写すのと質問されそうですが、
風って肌に感ずるものですよね。ですからその肌合いというか、ぼんや
りした感覚を視覚に訴えるように工夫するわけです。

解りやすい例をあげると、シャンプーの広告写真などに出てくる「風にな
びく髪」があります。

又、砂漠の自動車ラリーで砂塵を巻き上げている写真を見られた事がある
と思います。あれなども一種の風の表現であると言えるでしょう。

季節によって、風の素材も色々ですが
  冬は 木枯らし、雪、つららになった滝、
  春は 舞い散る桜吹雪、ランドセルをしょって走る新入学児童、
  夏は 鯉のぼり、花火、水泳、
  秋は 祭り、稲穂、旅行(列車や飛行機など)、

とまあ一例を挙げてみました。
どこが「風」なの と思われる方もおられるでしょうが、要は写真の中か
ら風合いを感じられるような作品を作るべきであると、言いたいのです。

まずは自分自身の生活感の中から、大切にしているもの、絶対ゆずれない
意見や考え方、人にもわかってほしい価値観、というようなものがあると
思います。それをを写真という一枚のものに置き換えて表現するわけです。

おれは哲学を勉強しているが、おれの頭の中は、写真では表現できんわい。
という人もおられるかとおもいます。そういう人は活字媒体を使って伝え
れば良いので、写真を使う必要はありません。例外もあると云う事です。

今までいろんな写真を見てきた中で、これは素晴らしい写真、と思えるも
のを、「風」あるいは「風合い」という切り口で眺めてみて下さい。

美味しそうに写された料理写真からは、「匂い」という「風」が感じられ
ませんか。実際には匂わなくても、その料理を食べたいと言う欲求にから
れ、匂いも想像のなかでほんの少し感じられるのではないかと思います。

今の季節ですと、新緑に萌える若葉や木々の健やかな成長ぶりから、初夏
の風が感じられませんか。それをカメラを使って切り取るのです。

先輩たちや有名無名の写真家たちの作品を眺める時、今度から「風」又は
「風合い」という観点で鑑賞してみて下さい。きっとあなたもこんな写真
を写したいという意欲がわいてくるものと思います。

                           今回はここまで
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次回のテーマは未定です
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Kobaのスナップ写真が下記でご覧いただけます
   http://www.yorozukoba.sakura.ne.jp/photo_haiku.htm

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           写真のプロ集団 「ビジョン社」 のホームページ
            Kobaが参考にしているサイトです 
                 http://www.visions.nl/home.html
                         1度みてみて、参考になりますよ
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編集後記
2〜3日前うたた寝をしていたら、どうも風邪をひいたようで、くしゃみ
が出るし、頭もぼんやりしてしまいます。そのせいではないのですが、今
回は 風 をテーマにしてみました。
ここ2日ばかりパソコン修理の仕事でてんてこまいしてしまい、マガジン
発行が遅れてしまい申し訳ありません。

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「こんな時はどんな風に写したらたらいいの」という疑問や、「こんな写
し方があるよ」など質問や良いアイデアなどありましたらメールにてご一
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